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ジブリの「高畑勲監督」ドラえもんの救世主だった

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2018.04.06 19:30 最終更新日:2018.04.10 15:17

ジブリの「高畑勲監督」ドラえもんの救世主だった

 

 4月5日、アニメーション監督高畑勲さんが肺がんで亡くなった。82歳だった。

 

 高畑さんは東大仏文科在学中、フランスの長編アニメ『やぶにらみの暴君』に感銘を受け、アニメーションの世界に関心を持った。大学卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)に入社し、1968年、『太陽の王子 ホルスの大冒険』で監督デビュー。

 

 1971年、宮崎駿監督らとAプロダクションに移り、『ルパン三世』を手がけた。以後、『アルプスの少女ハイジ』『母をたずねて三千里』『赤毛のアン』などに関わる。

 

 1985年、宮崎監督らとスタジオジブリを設立し、『火垂るの墓』『平成狸合戦ぽんぽこ』など数多くの名作を作り上げてきた。2013年の『かぐや姫の物語』では、アカデミー賞アニメ部門にノミネートされている。

 

 そんな高畑さんを悼むのは、シンエイ動画名誉会長の楠部三吉郎さんだ。
「高畑さんは僕の恩人ですから。今、すごく悲しいです」

 

 楠部さんが高畑さんを「恩人」と評するには理由がある。楠部さんは1976年、Aプロダクションから独立してシンエイ動画を起業する。しかし、仕事がまったくなかった。そのときひらめいたのが、『ドラえもん』のアニメ化だ。

 

 もともと、アニメ『ドラえもん』は1973年に放送されているが、視聴率7%で半年で打ち切られている。だが、ドラえもんの魅力にとりつかれた楠部さんは、原作者・藤本弘(藤子・F・不二雄)に再アニメ化を持ちかける。

 

 しかし、打ち切りの悲哀を味わった藤本はなかなか了承しない。楠部さんがこう話す。

 

「藤本先生に直接お会いして、どうか『ドラえもん』をボクにあずけてください、と言ったんです。でも、藤本先生はこっちの気が遠くなるくらい黙ってから、“どうやって『ドラえもん』を見せるのか教えてもらえませんか。原稿用紙3、4枚でいいから、あなたの気持ちを書いてきてください”と言うのです」

 

 楠部さんは企画書を考えるが、なかなか形に出来ない。そのとき頼ったのが、高畑さんだった。楠部さんは高畑さんに『ドラえもん』全巻を渡し、読んでもらった。

 

「高畑さんは『こんなすごい作品が日本にあったの? 子供の願望をこんな形で叶えるキャラクターを出現させるなんて、これは画期的だよ!』と驚き、企画書の作成を受けてくれたのです」

 

 企画書の現物は残っていないが、楠部さんの著作『「ドラえもん」への感謝状』にはこう書かれている。

 

《『ドラえもん』は、子どもたちの夢想空想を、大人の知恵で少しだけふくらませてあげる。笑いの中で子どもたちの夢をふくらませてあげる。でも、現実世界はそんないいことばかりじゃない。だからのび太はできそこないで、最後はいつも失敗してしまう。子どもたちの夢想空想を笑いの中へ解放してくれる、解放戦士こそ、『ドラえもん』なのだ》

 

 藤本は、一読すると、楠部さんの目を見据え、「あなたにあずけます」とひと言だけ語ったという。こうしてドラえもんはアニメ化され、大人気となった。

 

 楠部さんが言う。

 

「高畑勲という人間がいなかったら、いまのアニメ『ドラえもん』は生まれていなかったかもしれません。高畑さんは、ドラえもんの恩人の一人です」

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