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損するのは独身と共稼ぎ会社員「年金」やっぱり国家ぐるみ詐欺

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2019.07.21 11:00 最終更新日:2019.07.21 11:00

損するのは独身と共稼ぎ会社員「年金」やっぱり国家ぐるみ詐欺

 

「今の日本社会でいちばんひどい目に遭っているのは、40代の就職氷河期世代、つまり『団塊ジュニア』たち。皮肉なことに、彼らが割を食った原因は、社会が親世代の雇用を守ろうとしたためなんです」

 

 こう語るのは、累計60万部を超えるベストセラー『言ってはいけない』シリーズの著者・橘玲氏だ。

 

「1990年代前半のバブル崩壊後、『リストラ』という言葉が流行語になりました。企業は新卒の採用を減らして、中高年の雇用を守った。『終身雇用』である以上、正社員は解雇できない。

 

 

 その結果、団塊の世代の子供たちが犠牲にされたのです。親の雇用を守ったことで、子供たちの雇用が破壊されたわけです」(橘氏、以下同)

 

 2019年夏の参院選では、年金が争点のひとつになった。だが、そこにも「不都合な真実」が隠されているという。

 

「日本の社会保障制度は、世代間格差というより、世代間『差別』です。とりわけ、独身と共働きのサラリーマンがいちばん損をしています。

 

 厚生年金と国民年金は基礎年金部分でつながっていて、国民年金の大赤字を厚生年金からの拠出金で補填している。

 

 サラリーマンの『第3号被保険者』、つまり専業主婦は、保険料を払わずに、月5万円程度の年金を受給できますが、その保険料を誰が負担しているかといえば、(専業主婦がいない)独身や共働き世帯のサラリーマンたち。彼らは、二重にぼったくられていると言っても過言ではありません」

 

 個人の年金記録は、毎年1回送られてくる「ねんきん定期便」でわかるようになっている。だが、そこにもカラクリが潜んでいる。

 

「厚生年金は、本人と会社が保険料を折半して負担する仕組みです。ところが『ねんきん定期便』には、自己負担分の保険料の総額と、将来もらえる年金額しか記載されていない。従順なサラリーマンは、両者を見比べて、『これだけもらえるなら重い負担もしかたないか……』と納得しています。

 

 しかし実際には、『会社負担分』の保険料も、会社の人件費の一部ですから、サラリーマンが支払っています。それを考慮すれば、サラリーマンが加入する厚生年金は、支払ったぶんの半分程度しか戻ってこない。『搾取』以外のなにものでもありません。

 

 この事実に気づいたら、いくら従順なサラリーマンでもさすがに怒り出すでしょう。だから『ねんきん定期便』は、会社負担分の保険料を、なかったことにしています。これはまさに、国家ぐるみの詐欺みたいなものです」

 

 就職氷河期世代は、奪われる一方だった−−。だが、なぜこのことに気づけなかったのか。大新聞などの主要メディアは、こうした “サラリーマンいじめ” を報じてこなかった。

 

「2000年代初めのことですが、ある経済紙が1面で『就職氷河期世代』を取り上げました。正社員の雇用を過剰に守っていることが、若者を就職できなくさせているのではないかとの問題提起だったのですが、たちまち読者から抗議の電話が殺到したそうです。

 

 その怒りに恐れをなした経営幹部は、それ以後、『雇用の世代間格差にふれることを封印した』と、その記事を担当した記者から聞きました。

 

 新聞の主要な購読者は、右も左も団塊の世代です。このコア読者からそっぽを向かれると、新聞社は潰れてしまいます」

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