粗品がディスる「オールドファッション」がドーナツ総選挙1位に！　ミスド広報に「影響」を聞いた

　ミスタードーナツは11月6日、自社のドーナツのなかから消費者がもっとも好きなものを選ぶ「#推しド 総選挙2023」を実施し、「オールドファッション」が第1位になったと発表した。

　オールドファッションは1975年に発売された人気商品で、外側はカリっとしながら、中身はしっとりした食感と、ほのかな甘みが特徴。

　このドーナツを、自身の持ちネタにしている芸人がいる。お笑いコンビ・霜降り明星の粗品だ。

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　粗品はフリップ芸で、たとえば砂漠をさまよう主人公がオールドファッションを発見すると、「最悪や！　オールドファッションや！」「なんで砂漠でオールドファッション食わなあかんねん！」と突っ込む。また、「ドーナツ界のなかでいちばんまずい」「ミスタードーナツまで行って、これ買うやつの気ぃ知れん」というフレーズもお決まりだ。「サクサクに寄せるんやったら寄せろや、ちょっとしっとりしてるからまずいねん、お前！」と、まさに商品の売りの部分をいじったりもする。

　選挙の結果が発表された6日、粗品は《最悪やオールドファッションや》とX（旧Twitter）に投稿。こうした執拗なディスりに、粗品のおかげで人気を得たのではと勘ぐる声がSNSではあがった。

《粗品さんのおかげでオールドファッションが人気になり始めてない？》

《オールドファッションが一位ってもう粗品ファンの組織票だろ、それ以外オールドファッションが一位獲るってあり得んだろ》

《推しド総選挙2023でチームオールドファッションが優勝したの、粗品さんがオールドファッションをいじりまくっているせい》

　粗品のネタはオールドファッションになんらかの影響を及ぼしていないか、ミスタードーナツの広報部に質問したところ「影響はございません」という回答だった。

　また、粗品のオールドファッションに対する発言について見解を求めると、次のような回答が。

「ミスタードーナツのお客さまは、それぞれにお気に入りの商品があるというご意見をこれまでもお聞きしておりました。そんなみなさまのお気に入り商品に対する想いを存分に語っていただきたく始めたのが『推しド総選挙』です。1975年の発売から長らく愛される、ミルク風味と自然な甘みが特長的なサクサク食感のオールドファッションは、今回もっとも多くの票を獲得し1位となりました。粗品さんのお好みとは残念ながら異なるようですが、これからもみなさまに愛される商品であり続けられるよう努力して参ります」

　最後に、消費者から粗品のネタへの感想が寄せられていないかを尋ねると、「とくにございません」とのことだった。

「すごく嫌い」は「すごく好き」と紙一重。粗品だっていつの日か、大好きになっているかも……。

( SmartFLASH )