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大谷翔平 水原一平被告に「5000万円野球カード」の所有権返還請求に透けて見えた、“盟友”への冷めない怒り

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.11.30 12:05 最終更新日:2024.11.30 12:05

大谷翔平 水原一平被告に「5000万円野球カード」の所有権返還請求に透けて見えた、“盟友”への冷めない怒り

3月16日(現地時間)の大谷と水原被告。この5日後に、一平の不正送金事件が発覚することになる(写真・AP/アフロ)

 

 ドジャース大谷翔平の怒りは、まだ収まっていなかったようだ。

 

 日本中を驚かせた、大谷の元通訳、水原一平被告の巨額銀行詐欺事件。違法賭博による借金返済のため、銀行にウソをついて大谷の口座から無断で1700万ドル(約25億円)もの金を、騙し取り、胴元側に不正に送金したとされる。現在、連邦地検との司法取引に応じ、水原被告は罪を認めている。

 

 だが、彼の罪はこれだけではなかった。11月26日(現地時間・以下同)、大谷は、カリフォルニア州の連邦地裁に対し、水原被告に無断で購入された野球カードについて、所有権を請願したという。

 

 

「水原被告は今年の1~3月にかけて、数々の大物選手のカードをオンラインサイトで大量に購入していたといいます。アメリカでは野球カードのコレクターが多いですから、これは転売目的だったとみられています。この大量購入も、大谷選手の口座から盗んだ金で行っていたということです。

 

 26億円に比べれば野球カードの5000万円弱は少なく感じますが、それでも大谷が動いたのは、“けじめ”をつけるためでしょう。渡米後、常に近くにいて、もっとも信頼していた人間に裏切られたわけですから、相当のショックを受けたはずです。被害にあった全額きっちり片を付けよう、という大谷の姿勢からは、まだ冷めていない怒りの熱が透けて見えます。

 

 それに、この問題を綺麗に終わらせる意味でも、今回、連邦裁判所に所有権を請願したのだと思います」(現地記者)

 

 一旦はほとぼりが冷めたと思われた水原問題。問題発覚当初は、野球カードに関しては“大目に見る”のではないかと思われた大谷だが、そうはいかなかった。Xでも、大谷の所有権請願について、やはり彼の怒りを感じるという声が多い。

 

《お金どうこうの話ではなく、「水原を許せない」というスタンスを示すためではないの?》

 

《水原一平ちゃん、最初大谷翔平さんにお金を振り込んでもらったみたいなこととか言ったもんな。そりゃ冤罪かけられて大谷翔平さん頭にくるよな》

 

《大谷さんからしたら金額より、野球賭博やってた疑惑で危うく永久追放されるとこだったし許せんでしょ》

 

 そうした騒動が“再点火”される中、水原被告はさらに追い込まれているようだ。銀行詐欺罪などに問われている裁判で、水原被告への量刑の言い渡しが来年1月24日に延期されたのだ。延期されるのは2回めで、理由は、水原被告の体調不良だとされている。

 

 今回の「野球カード返還申し立て」と関連があるかはまだ見えてこないが、まだまだ「一平問題」が終わりそうにないことは間違いない。

( SmartFLASH )

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