『超獣戦隊ライブマン』の森恵、現在はセラピストとして活躍

　1985年に大映ドラマ『乳姉妹』でデビューした森恵。1988年には『超獣戦隊ライブマン』で、ブルードルフィンに変身する岬めぐみを演じて、子供たちの人気者になった。

「朝6時に大泉撮影所に集合し、遠いロケ地に行ってね。休みが月に1、2回程度。でも、嶋大輔さんや西村和彦さんらメンバーと1年間ずっと一緒で、家族みたいで楽しかった」

　だが27歳で突如、芸能界を去った。

「ウィキペディアには芸能事務所社長と結婚したと書いてありますが、間違いです（笑）。相手は自営業の方。誰にも言わないままフェードアウトしました。

　私、単身上京してから高校に行ってないんです。だから同年代の友達がいなくて。空いている時間は事務所の電話番とお茶くみ。徐々に体調を崩してしまい、でも誰にも言えず……。心が疲れてしまいました」

　家庭に入るも安定がなく「自分でも仕事を持たなくては」と思い、2人の子育てをしながら36歳でセラピストに。42歳で離婚、43歳で都内に会員制ヒーリングサロンをオープンした。

　自分が芸能人だったことを、ずっと周囲に秘密にしていた森だが、封印を解いた。

「昨年8月のイベント『赤祭16』に出演して、嶋さんと30年ぶりに再会しました。戦隊ファミリーに入れていただき、今年3月9日のライブマンのイベント『超獣魂』で、引退後初めて歌いました。

　ファンの応援メッセージに応えるため、自分にできる精いっぱいで活動していきたい」

　7月20日にはイベント「森恵復活祭」が開催される。

もりめぐみ　1969年3月10日生まれ　熊本県出身　15歳でデビュー。女優、アイドル歌手として活動し、27歳で引退。現在はセラピスト、ヒーリングアーティストとして活動

（週刊FLASH　2019年5月7・14・21日合併号）