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「non-no」モデル紺野彩夏、ダブル主演のドラマにワクワク「こんなにもたくさんキスシーンがあるドラマは初めて」

(写真・木村哲夫)
累計300万部を突破し、「コミックシーモア」月間ランキングで通算28回の1位を獲得した、ふどのふどうの大人気WEBコミック『キスでふさいで、バレないで。』が、待望のドラマ化。藤井流星と紺野彩夏のダブル主演で、読売テレビのドラマDiVE+((2月3日スタート、毎週月曜深夜1時29分より ※放送時間は変更となる可能性があります。放送後、TVerにて無料見逃し配信あり)で放送される。
営業部に異動したばかりの佐藤楓は、夜の会社でうっかり締め出されてしまう。そこへ偶然、通りかかった、片思いであこがれの先輩でもあるIT部の塩谷大輔に助けられ、ひょんなことから彼の家へ行くことに。まさかの展開にあせる楓だったが、そこに、戻ってこないはずの塩谷のルームシェア相手が帰宅。その相手はなんと、楓がもっとも苦手とする先輩の溝口悟。とっさにクローゼットに隠れた2人は、声を出すと溝口にバレてしまう状況で体が密着。ドキドキが高まるなか、塩谷の唇が楓の前に……という、オフィスラブストーリーだ。仕事にも恋にも全力でがんばっている、楓を演じる紺野彩夏に、作品について、2025年に挑戦してみたいことなどについて、話を聞いた。
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出演のオファーを受け、初めて原作を読んで「ワクワク感があった」という。
「この作品をドラマにするときに、どんなふうに映像化するのかなっていうのはすごく楽しみだと思いましたし、率直にうれしかったです。そのあとにダブル主演というお話を聞いて、光栄だと思いました。
でもマンガが原作ということもありますし、より慎重にがんばりたいと思いました。作品に出ると、ファンの方から感想や反応が届くんですよね。私はインスタのDMを開放しているので、毎回、感想を送ってくれるんです。それがすごく楽しみですし、モチベーションにもなっています。ドラマの放送中は『キスバレ』でつぶやいてくれる方がたくさんいると思うので、楽しみにしています」
作品名の公式略称は『キスバレ』。タイトルどおり、ドラマでは“バレないためのキスシーン”が多く登場する。紺野自身がキュンキュン、ワクワクしたキスシーンは?
「こんなにもたくさんキスシーンがあるドラマに出演したことがなかったので、どんな感じなんだろうなって、ずっと思っていました。どのシーンもすごく思い入れがありますが、1話のクローゼットでのキスシーンは、『キスでふさいで、バレないで』っていうタイトルどおりの展開になっていたので、私も演じていて『おおーっ!』って思って(笑)。そのシーンはすごく印象に残っていますね。でも、基本的にはおまかせという感じで、やらせていただきました」
紺野が演じる楓は、仕事にも恋にも真面目にがんばる女性。自身と似ていると思う部分と、ちょっと違うな、というのはどんな部分だろう。
「仕事に向き合うスタンスは、似ていると思います。『もし妨害してくる人がいても、その妨害に負けないぐらいがんばる』というセリフがあるんです。どうにか根回しすればとめることができても、そうはしないで、自分の力だけでがんばるという姿勢が、スポ根じゃないですけど、そういう気概があるところは似てるなって思います。
似ていないのは、塩谷に対する対応、好きな人に対する対応が違うかな。楓は、言葉選びがちょっと甘めで、好きな塩谷への対応が、推しを見る女性のような感じなんです。私は、あまりそういう感じにはならないんですよね。でも、そこが楓のかわいいところでもあるので、うまく演じられたらいいなって思っています」
楓は、クールで感情を出さない塩谷と、明るく盛り上げる溝口の2人と、仕事を含めて多くの時間を過ごし、溝口もいつのまにか楓を意識するようになっていく。塩谷と溝口は対照的なタイプだが、紺野自身はどちらがタイプ?
「えーっ! どっちだろな、どっちだろうな……。塩谷は言葉少ないタイプなので『ん??』ってなっちゃいそう(笑)。なんでもはっきり言う溝口のほうが、わかりやすくていいような気がします」
そう楽しそうに笑う紺野は、3歳で子役としてデビュー。現在は「non-no」の専属モデルも務め、女優とモデルの二足の草鞋で活躍をしいている。女優の仕事とモデルの仕事の切り替えは、どのようにしているのだろう。
「現場、現場で勝手に切り替わる感じなので、とくに自分のなかで気持ちの切り替えはないですね。モデルの仕事のときは、現場のスタッフさんの感じもぜんぜん違うので。割と、切り替えは早いほうだと思います。それぞれ、おもしろさがあるんですよね。
女優の仕事は、自分だけを生きていたら体験することができない職業を経験できるたりして、楽しいなって思います。モデルの仕事は、いろいろな服が着られること。私は服が大好きで、ふだんはカジュアルな服装が多いんですが、仕事だと、自分ではなかなか着ないようなガーリー系な服も着られたり。そこはすごく楽しいですね」
紺野はその透明感が魅力だが、本人に魅力を聞くと「褒めていただくことが多いので、目かな」と照れくさそうに笑う。そんな彼女が2025年にやってみたいことは、旅行とのこと。
「2024年はスペインに行ったんですが、次はイタリア、ミラノに行ってみたいなって思っています。アメリカもいいなと思っているので、どちらかに行きたいですね。撮影中に(溝口役の)川島如恵留さんが、すごくたくさん資格を持っているという話を聞いたんですが、私にはちょっと難しいかな(笑)。海外旅行に行きたいので、英語の勉強をしたいですね」
2025年はスタートからドラマのダブル主演と、幸先よさそうだ。どんな年にしたい?
「2024年にしてきたことを、もっとよりよくというか、どんどん幅を広げていけたらいいなって思います。もうそろそろ学生役はできなくなりそうなので、学生役をやっておきたいです(笑)。あとは、今回のような少女マンガ原作の作品をやってみたいですね」
こんのあやか
1999年6月24日生まれ 千葉県出身 3歳で子役デビュー。女優業と並行して「Seventeen」の専属モデルとして活躍、2021年1月号からは「non-no」の専属モデルに。近年の出演作はドラマ『なれの果ての僕ら』(2023年)、『好きなオトコと別れたい』(2024年、ともにテレビ東京系)など。2024年12月には初写真集『透』を発売